iSCSI のストレージ実装できる OSSの Openfiler Ver2.9の設定|No IT No Life - おすぎやん サーバの設計・構築

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2018年1月8日月曜日

iSCSI のストレージ実装できる OSSの Openfiler Ver2.9の設定

おすぎやんです。

iSCSI のストレージ実装できる OSSの Openfiler をインストール手順です。

iSCSIとは、SCSIプロトコルをTCP/IP上で使用する規格です。ファイバーチャネルよりも安価にストレージエリアネットワーク (SAN) を構築出来るのですが、LANで接続する分サーバとストレージ間の転送量は低くなりボトルネックとなるリスクがあります。

今回は、サーバをiSCSIのストレージにすることができるオープンソース(無料)のOpenfileをインストールします。
Openfilerのバージョンは2.9です。
検証環境でSAN環境が実装できない場合に重宝します。

インストールがまだのかたはこちら

iSCSI のストレージ実装できる OSSの Openfiler Ver2.9をインストール


1.Openfilerの設定

インストールが完了したら共有用のディスク60GBを追加します。
次は設定です。
下記URLにアクセスします。

https://<openfilerのIPアドレス>:446/

Usernameに「openfiler」passwordに「password」を入力し「Log in」をクリックします。

「System」をクリックします。

iSCSIで接続する業務LANのNICの「configure」をクリックします。

Boot Protocolを「Static」に変更し「Continue」をクリックします。

iSCSIとして接続する「IP Address」と「Netmask」を入力し「Confirm」をクリックします。

「Return to Network Page」をクリックします。

Network Access Configurationの「Name」に任意の名前を入力し、「Network/Host」と「Netmask」にiSCSIへアクセスするサーバのネットワークを選択します。
Typeを「Share」に選択し「Update」をクリックします。

「Volumes」をクリックします。

「Create new physical volumes」をクリックします。

ストレージに設定するディスクを選択します。
今回は「/dev/sdb」をクリックします。

下のほうにある「Create」をクリックします。



前手順で容量をフルに設定したのに、なぜかFreeが5%あります。(謎)
「Volume Group」をクリックします。

Volume group nameに任意の名前を入力後対象Volumeにチェックを入れ「Add Volume group」をクリックします。

「Shares」をクリックします。

「create a new filesystem volume」をクリックします。

Volume Nameに任意の名前を入力し、Recuired Spaceに上のFree Spaceの値を入力後、「block(iSCSI,FC,etc)」を選択後「Create」をクリックします。

「Services」をクリックします。

iSCSI Targetの「Enable」をクリックします。

iSCSI Targetの「Start」をクリックします。


「Volumes」をクリック後、「iSCSI Targets」をクリックします。

「Add」をクリックします。

「LUN Mapping」をクリックします。

「Map」をクリックします。

「Network ACL」をクリックします。

Accessを「Allow」に変更し「Update」をクリックします。

これで設定は完了です。



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